to不定詞におけるtoの位置付け


どうもこんにちは!!けんです。


実は僕は塾でバイトをしているのですが生徒から

「前置詞の後ろは絶対名詞じゃないの!!??と言われました。



名詞、もしくは名詞句相当のものなので基本的にはこの問いに対する答えはYESです

ここで生徒がいい質問をしました。


「to不定詞の後ろは動詞の原型が来てるんだけど!?」


はい。いい質問ですね。僕は感動しました。

まさか生徒からそんな鋭い指摘がもらえるとは思っていなかったので、、、

成長したなぁなんて上から物を言っておきましょうか。



まぁそれはさておき。確かに前置詞の後ろは名詞だと言われてますが、その一方で to不定詞においては toの後ろに動詞が来ていますね。


これは一体どうしてでしょうか?

あ、それと今回は言語学的な知見から説明しよと思いますのでカテゴリを言語学にしようかと思ったんですがなんとなく英文法の方がいいかなって思ったので英文法で書かせてもらいますね。

ここら辺の区別は結構がばがばですね。すまそ。

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さて結論から言うと to不定詞に置けるtoは前置詞ではないと言うのがこの問いに対する答えですね。




これを説明するにあたって動詞がどのように活用しているのかを明らかにする必要があります。


例えばwalkという動詞ですが、walk-walked-walkedと活用しますよね。つでにwalking なんて形もあります。


実はこれは屈折(inflection)という現象によるものなんです。


どういう事かというと、

先に挙げたように動詞には様々な活用、変化形がありますよね。

私たちはこの全てを頭の中に記憶しているのでしょうか?

それではあまりにコストパフォーマンスが悪いです。

単純に原型、過去形、過去分詞形、動名詞形と最大で4パターンある形を全て覚え、使用する事はできません。

私たちの言語活動で使用されるマテリアルは心的辞書 (mental lexcon)という部分に保存されています。

ここに全てをmental lexconにぶっこむのはちょっと、、、ねぇ、、、?

メモリの無駄遣いですよね。はい。



そこで、覚える動詞は一つにして、そこにinflectionをくっつける事によって変化が生じているとする考え方があります。

つまり、動詞の活用形は動詞 (verb) + 屈折 (inflection)によって生み出されているという事です。

この話に興味のある方は生成文法の i node について調べてみてください。非常に興味深いですよ。



とまぁ難しい話が続きましたが、要するに動詞の形を決めているのは inflection だという事です。





話をto不定詞に戻しましょう。



察しのよい方ならもうお気づきかもしれませんが、
to不定詞におけるtoとは前置詞ではなくinflectionです。


to不定詞において、toの後ろは絶対に原型ですよね?

これって動詞の形を決めているという事になりますよ。

つまりverb (動詞)+ inflection (to) という形になっているという事ですね。

そういう意味でtoはこの場合前置詞ではなくinflectionという事になります。



試しにみなさんのお手元に辞書がありましたらtoと引いていて下さい。

電子辞書ならtoと調べると語義展開図とあると思いますのでそこを押してみて下さい。

toの意味の一覧が出て来ましたか?

その中に不定詞標識とありますよね。

それがinflectionの事です。

inflectionというのは言語学的な用語ですので、一般の辞書で使われる事はないと思いますが同じ意味を指しています。
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まとめると

1. 前置詞の後ろは絶対に名詞
2. to不定詞におけるtoは前置詞ではなくinflection

という事になります。


かなり専門的な話でなかなか理解は難しいですが少しでも皆さんの英語学習の手助けになればと思います。

それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。

宜しければコメントや批判等もお願いいたします。






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